先日見たThe Cardigansのライブで興奮した余韻が消えないうちに、25曲の自己満プレイリストをSpotifyでつくってみました。
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ベスト盤からは極力選ばない感じでリリース順に並べています。Swedish Pop Carnivalのときに披露した楽曲多め。ライブに向けてあらためて聴き直したけど、どのアルバムにもそれぞれ魅力があってシングル以外でも良い曲がいっぱいあるわね。
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自分にとって初めての洋楽はスキャットマン・ジョンなんだけど、それとほぼ時を同じくしてラジオから聴こえてきた音楽が、The Cardigansの「Carnival」でした。当時はまだ中学生でお金もなかったのでCDは手元に無く、大学生になった頃にはブームも去っていて、BOOK OFFで300円とかで売られたものを買っては聴き漁っていました。
…まさか生で見れるとはねえ。
この日は、The Cardigans、Cloudberry Jam、Mejaと、スウェディッシュ・ポップ好きには垂涎モノな組み合わせ。Mejaさんはアコースティック編成で30分強という短い時間のなかに、代表曲をはじめとする幅広い楽曲群、素晴らしい歌声、客をステージへ呼び込み、最後の最後にアカペラでカントリーロード(日本語)と、様々な要素をふんだんに詰め込んだサービス精神旺盛さが素晴らしかったです。Cloudberry Jamさんは名盤『雰囲気づくり』を軸に人気曲満載のセットリストが良すぎたし、年齢を重ねたことを感じさせない勢いとキレの良さがカッコ良かったし、なにより(3人時代の曲はやらないだろうなあ…)て思っていたら「Your Love」を演奏してくれたのがとっても嬉しかったです。この時点で大満足、来て良かった。
そんななか最後に登場したThe Cardigansさん。ただただカッコ良すぎた。もはや「思い出のバンド」なんかじゃない、今まさにカッコ良い真っ最中のバンドだ…。まだか細い印象だった初期の楽曲「sick & tired」の力強さたるや。だいぶぐだぐだしたライブ音源を昔聴いたことがあったので正直あまり期待していなかったんですが、いやいやとんでもない。細かなズレとかミスこそあれど、全体的な音のスケール感に圧倒されっぱなし。何よりニーナ・パーションさんの唄の存在感よ。当時、憧れの人だったな、ニーナ・パーションさん。すっかり忘れていた。こういう形で思い出せてよかった。憧れだった人は今もカッコ良かったよと、当時の自分に言ってあげたいですね。一番好きな「Communication」が聴けると思ってなくてイントロ時点で涙腺やばかった…。3rdくらいまでの楽曲メインだろうとは思っていたけど、5thあたりからの選曲もちょこちょこあったのも個人的にはかなり痺れました。いやホント、見れて良かった…。
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4階の最前列という見晴らし最高の場所で見れたものあって、とにかく良い思い出しかない今年一番の出来事になったように思います。てか3組ともコーラス上手すぎたよね。スウェディッシュ・ポップ、割とコーラスに重き置きがちってところも好きなんだよなあー、などと改めて思ってみたり。また見たいな、あの頃のスウェディッシュ・ポップ。今度はeggstone、Popsicle、THE WANNADIESの3組とかどうでしょ?