Spotifyプレイリストとか音楽のもろもろをつらつらと
愛と自信。あれからだいぶ経ってしまったなあ…(写真は1日目のライブレポ参照)
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10年振りのたまアリ公演の直後に小林歌穂さんの卒業発表があり、そこから3ヵ月後に卒業公演、そして次の日には8人体制初のライブと怒涛の2日間でした。詳細レポはOTOTOYさんとナタリーさんにあるので、ここでは2日間の公演を経てあらためて思う事を残しておきたいと思います。分かる人にしか分からない説明が足りない感想文になりそうですが、ご容赦を。
> OTOTOYさん(レポが熱い) → 1日目 2日目
> ナタリーさん(写真が充実) → 1日目 2日目
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〇 ぽーちゃん(小林歌穂さん)の偉大さ
自分がえびちゅうを真剣に見始めた2014年に、りったん(中山莉子さん)と共に加入したぽーちゃん。言い方はアレだけど、いわば「同志」なわけで。11年間グループを支えてくれた感謝もあるし、昔は心配してたけど、なんだか立派になって巣立っていったなあという感慨深さもあり。
ご本人のやさしい性格、癒しボイスがフィーチャーされがちですが、最近では低音も太くてカッコ良いし、あらゆる音域を安定して唄っていて、気付けばえびちゅうの唄のボトムを支える存在にまでなっていたんだなあと。それでいて楽曲のキーになる飛び道具的な要素も担っていたし、一人で何でもこなしてしまう凄みを、卒業公演であらためて感じました。
楽曲でいうと「EBINOMICS」(↓ てか7年前のぽーちゃん若いな…)
えびちゅうのライブには、こういう飛び道具的な要素って本当に大事で。この口パクぽーちゃんもう見れないんだなあって思ったら、自然と涙腺が崩壊してましてね。
いやまさかこの曲で泣く日が来るなんて、おもいもしなかったよw
他にもいろいろと泣いちゃう場面はあったけど、特に「YELL」でぽーちゃんや他のメンバーみんなの愛を強く感じて、気付けば涙腺ダムが決壊してしまいました。でもこれは決して悲しい涙じゃなく、長年グループを支えてくれたぽーちゃんへの感謝とか、明日からも変わらず素敵なグループであり続けてくれるだろうという期待とか歓びとか願いとか、いろんな温かい感情が混じった涙。ぽーちゃんの人柄も相まって、セトリの激しさ・幅広さとは裏腹に終始和やかな卒業式でしたね。知ってはいたけど、すごい人だったよやっぱり。
卒業後の進路はまだ決まっていないみたいだけど、わがままを言うならば、また歌ってほしいなあ。ちょっと小さめの箱、たとえば三軒茶屋のグレープフルーツムーンみたいなところで、ピアノとかカホンとか最小限の楽器とぽーちゃんの歌、たまにウクレレ。倍率高そうだな。でも、実はえびちゅうに居たときから「もっとソロでも唄ってほしいな」と密かに思っていたので。…とかなんとか言ってますが、本人の好きなようにやってくれればそれで良くて、たまに何かやってくれればうれしいなというくらいの心持ちで、気長に待ちたいとおもいます。あらためまして、卒業おめでとうございました!
〇 「6人時代」からの本格的な解放
個人的に、妹メン加入以降のライブでの数少ない不満の一つが「仕方ないとはいえ、6人時代の楽曲の歌割が(一部除いて)姉メンに偏っている」点でした。当時リリースされた楽曲の充実具合に反して、大怪我や大病などの苦境、なかなか世間に注目されないもどかしさもあり、いろんな思いを抱えながら(ファン含め)闘ってきた姉メン6人時代。そりゃおいそれと簡単にパートを妹メンに明け渡すなんて出来るはずもない。理屈はたしかにそうだけど、妹メンも実力がついてきて再びグループとして「横一列」になってきているなか、「6人時代」というものがグループにとっての呪縛になっている感じを強く受けていました。
きっとメンバーもスタッフさんも、似た思いを抱いていたのかも。1日目でのぽーちゃんセレクトセトリもそうでしたし、ぽーちゃんが卒業した2日目では『playlist』楽曲からのメドレー(バンド演奏最高でした…)もあり、あえて6人時代の楽曲を中心に据えたセトリを組んだ印象がありました。ぽーちゃんが卒業したことで、あの「6人時代」の姉メンも気付けば3名に。おのずと妹メンに割り振られるパートが増えたことで、“ 9-1=8 ” ではない、新たな輝きをもって楽曲が届けられていて感動しました。あー、新しい「私立恵比寿中学」がまた始まるんだなという期待感。どれだけ形が変わっていっても結局最高だなあって思えるって、とってもありがたい。でも、「やっぱり『playlist』とかあの時期って、もっと評価されるべきだったよね!」と、セトリに込められた意図みたいなものを1日目からも2日目からも感じてしまい、そこに関してはただただ頷くばかりでした。
〇 妹メンに受け継がれる姉メン・卒メンの魂
1日目と2日目とで何曲か同じ楽曲が披露された分、ぽーちゃんが唄っていたパートを誰がどういう形で引き継いだか分かりやすく提示されたような気がします。特に圧巻だったのは、ののかまる(風見和香さん)の「EBINOMICS」。さきほどの口パクの大役をぽーちゃんから引き継ぐやいなや、圧巻のパフォーマンスに思わず涙腺が…
だってさァ、連日「EBINOMICS」で泣かされるなんておもわないじゃんッ!w
イヤでもホントすごかったのよ。この曲に限らず、全体を通してそうでしたが、過去のメンバーが唄ってきたパートをうまく妹メンが引き継いでいるなと改めて。「うまく」をどう表現すべきか難しいですが、卒業していったメンバーとか今尚在籍している姉メンの背中を見て、たくさん学んでいたのだろうな、というか。楽曲の世界観を大事にしつつ、特に卒メンが持っていた要素をうまく引き継いでいる感じがしました。爆発力、姫感、優しさ、強さ、逞しさ…等。それぞれの楽曲に必要だった要素を妹メンがしっかり補っている、いや、補っているだけじゃなくて自分の色もしっかり出しながら表現していて、それがなんともカッコ良くて痺れました。妹メン5人それぞれの成長著しさは、ライブを見る度に毎度感じていたものの、今回2日目で特にそれを感じた気がします。
成長著しさはMCにも現れていて、特に加入5年目のココユノノカ(桜木心菜さん、小久保柚乃さん、風見和香さん)の頼もしさったら。幕張マラソン後(!?)で消耗しているなか力強く真っ正直に思いを伝えるののかまる、見てる側が感じていた2日目ライブのコンセプト的な部分を言語化してくれたゆのぴ、批判を恐れず今言うべきことを全力で叫ぶ心菜さん。しっかり自分たちがグループの柱としてやっていくぞという意志を感じて、あらためてありがとうという気持ちになりました。
2018年、6人時代のはじまりとなったライブ『eibchu pride』、そこでの安本彩花さんの心を突き刺すMC。あのときとは状況も心境も違うけど、それでもどんなに泥臭くても気持ちを声で歌でパフォーマンスで届けていく姿勢は、姉メン卒メンからしっかり受け継がれているなあと。今思い返しても、なんだかしみじみしちゃいます。これからおそらくまだまだ何かあるだろうけど、きっと大丈夫。なんとなく確信めいたものを感じた2日間でした。こりゃぽーちゃんも安心して卒業できたってわけだねえ。
〇 やはり「楽しい」ライブが一番
まあ最終的にはやっぱこれ。正直、卒業ライブと8人初ライブの連チャンは、メンバーの負荷的にもやっぱり厳しいんじゃと思ってしまうんだけど、特に2日目はゆのぴが言った通り「楽しくハッピーな感じで新しい門出を迎えることができて」良かったなあと。どっかの誰かの感想で「もっと追い込めた」とか書いてる人居たけど、『eibchu pride』以降の苦難とか、昨今の体調管理の問題とか考えると、とても軽々しくそんなこと言えないですわ。追い込んだ先に何があった?
ただでさえ辛く厳しい世の中。ライブ中くらいはハッピーな気持ちでいたいよ。たまアリでのシリアス廃校ドラマとか要らないのよ(まだいう)。正直たまアリよりこの2日間めっちゃ楽しかったなあー。またライブ行くぞ!
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最近は個人での舞台のお仕事も増えてきて、なかなかグループとしてツアーやったりというのは少なくなっている最近のえびちゅうさん。とはいえ、ひさびさにFCライブも開催決定したし、秩父ではなくなったけど今年もちゅうおんが開催されるし、楽しみはまだまだある。
今になってまた「仮契約のシンデレラ」がバズったり、赤坂マラソンとかすき家RADIO(?)とか、爪痕はたくさん残してるはずなのに、なぜか一向にスター街道にのせてもらえない謎。「そういうのは時の運なのかな」と諦めてる部分もあるけど、それでも素晴らしいメンバーの素晴らしいライブを見ちゃうと、やっぱり期待したくなっちゃうんですよね。もっと売れてお金持ちになってほしい。そのためにも、やっぱ「新曲」よ!8人になって初の音源はよ!そういえば所さんが提供したはずの楽曲どうなったの??
…すみません取り乱しましたw 別にわたしは太客でもなんでもないので、細く長くゆるゆると、これからもえびちゅうを応援していきたい所存です。文章まとまり無さ過ぎ、失礼しました…