RYUTistさんの10周年記念ライブから一夜明け、改めて尊い時間だったなと実感しています。あの日感じたこと、やっぱりRYUTistってすごいってこと、少しでも文章で残しておきたいと思います。
(ちゃんとしたライブレポはそのうちどこかの音楽サイトさんがあげてくれると思います。あくまで個人的な感想メインで残したいと思います)
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RYUTistについて、自分がRYUTistにハマったきっかけ、2020年にリリースされた最新アルバム『ファルセット』については全て
過去の記事に記載しているので割愛します。初めて見た2019年の
「Pop’n アイドル04」以来の有観客ライブ参加なので、RYUTistのライブを生で見るのは2回目、単独公演は初めてとなります。
本来は去年の春に『ファルセット』リリース、6月にりゅーとぴあでの初ライブ・・のはずが流行病の仕業で『ファルセット』は夏に延期、ライブは中止に。それから今まで、RYUTistは4人それぞれのお家でのリモートライブ、アコースティックライブ、友恵さんのPCスキルアップ具合を見守る内容など、有料無料様々な形式で試行錯誤しながら配信を行ってきています。特に去年10月に実施された無料配信ライブ「ファルセットよ、響け」は、豪華な演奏者さん達によるバンド編成、暗闇にメンバー4人が輝く神秘的な映像美、円形ステージかつ配信だからこそのフォーメーションや魅せ方のこだわりなど、
「いやこれホントに無料で大丈夫なの!?」と戸惑いすら感じた内容でした(その後、上映会や円盤化などである程度回収したとは思うのですが、それでも結構な赤だったんじゃないかなどと要らぬ心配を・・)
前述の通り、今回のライブは『ファルセット』を引っ提げて実施するはずだったライブの1年越しとなるリベンジでもあり、1年以上振りとなる有観客ライブ。そのため基本的に『ファルセット』楽曲+α(新曲など)というセットリストとなったのも納得で。でも、この1年余りの間立ち止まることなく進んできた経験が、今回のライブにきっと生きてるんだろうなと思えるほど、とにかく堂々としたライブだったように感じました。
2019年に初めてライブを見たときに感じたのは、「4人の個性というよりも、全員で音楽と溶け込むように一体となっている」という感覚。あれから楽曲も聴き込んだりしたおかげか、今回のライブでは個々の声色の違いが鮮明に浮かび上がって見えました。歌の中心にしっかりと響く実郁さんの声、鋭く歌にパンチを与える友恵さんの声、とにかく優しさにあふれる
乃々子さんの声、抜群の安定感で全てを包む
夢羽さんの声。この4つの異なる色が重なり、また楽曲にあわせて各々チューニングされることで、楽曲のもつ空気感を増長させつつ、歌に幅を持たせているんだと実感しました。
ダンスについても「曲線的で柔らかい動きが多い、優雅さや気品さ」と初めてのライブで感じた印象に加え、緩やかな動きとスピーディーかつシャープな動きのコントラストが美しく、それがより優雅さや気品さを際立たせているというのが今回ハッキリとわかりました。特に「時間だよ」「無重力ファンタジア」のようなクールな楽曲で、その動きが映えるなあと。歌やダンスの技術面に関しては、見るたびに色んな発見が今後もありそう。
でも何よりもメンバー全員の表情やパフォーマンスにすごく惹かれている自分が居ました。自分が歌っていないときも表情をコロコロと変えて表現している夢羽さん、割と凛々しさを感じることが多いぶん時々はしゃぐ姿のギャップがたまらない乃々子さん、小動物みたいな表情と動きがとことん愛らしい友恵さん、そして実郁さんはもはやプロ、というかあの娘の笑顔は見ている人たちを笑顔にするキラースマイル((c)桃山みらい)。各メンバーひとつひとつの顔や声や体の動きに思わずグッときたりニヤニヤしちゃったり、自然とせき止めていた色んな感情がゆっくり溢れ出していくようでした。
そして、ひさびさにお客さんの前でライブができることの喜びも相まってか、4人とも共通して表情に一点の曇りもなく、自信に満ち溢れている印象すらありました。素晴らしい楽曲たちを素晴らしいパフォーマンスで魅せる、シンプルだけど難しいことを今も昔もコロナ禍でもずっと続けて積み重ねてきた結果なんだなと思うと、まだ2回しかライブを見たことがない若輩者ですが、なんだかじーんと来てしまいました。今後もライブを見ていきたいですし11年目からもきっともっと輝いた姿を見せてくれるのではという予感しかないです。もはや冷静さを失っている私が何を言おうと説得力も何もないですが、まだライブを見たことがない方は一度ライブを見てほしいです。もっと売れてほしいよ、こんなに素晴らしいんだから。
他にも、今年リリースの「水硝子」披露時に流れた映像のとんでもない美しさ(あれ、そのうちMVとしてアップされるのかな・・?「ナイスポーズ」の映像も良かったなあ)とか、セットリスト予想は本編ラスト「ALIVE」とアンコールラスト「口笛吹いて」は当たったけど他は全然違ったなとか、泣けるナレーションとか、ライブで感じたことが沢山あったのですが長くなるので割愛。とにかく4人の天使たちが織りなす数々のシーンをしっかりこの眼で目撃することが出来て、本当に嬉しかったです。
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今回、県境を越えての参加でしたが、状況が状況だったので若干迷いました。でも、自分の息を遠くへ飛ばさないためマスクを着用するという最低限のエチケットと、仕事以外の接触イベントをむやみに作らないという最低限の防衛策と、県境を越えたら接触イベントには尚のこと気を付けるという最低限のマナーができていれば、自分も周りも感染の確率はゼロに近づくと考え、参加を決めました。都基準と国基準で違うとか数字がどうとか、何を信じたらいいのか全く分からなくなりそうな今。考えるのを止めるのは良くないと分かってても、嘘ホント数多の情報の渦に振り回されて正直疲れる日々。最終的には自分の信念のもと行動するしかないし、怯えてばかりいたら何もできなくなるだけだと思い、こういう判断をした次第です。結果的に大好きな新潟の街にお金を落とすこともできましたし、よかったと思っています。
あと、まだ完全に癒えてなかった腰痛も無事爆発することなく終わってホッとしてますw 長時間座ってるときが特に不安だったのですが、特にライブ中(2時間強着席)は驚くほど何事も無く、RYUTistさんの音楽に身も心も癒されたんだなと痛感。まだ完治はしてませんが・・
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最後にせっかくなのでと古町通り~会場周辺を散歩したときの写真を。ちなみに昼に新潟に着いてその日の夜に帰る強行遠征でした。
柳都オレンジスタジアムからさらに東へ向かうと、一気に歓楽街という雰囲気に。関内周辺や大宮でよく見る昭和平成感あるお店の看板たちがメインの通りに並ぶなか、脇の狭い路地に目をやると花街だったころの名残を感じる風情があったりと、色んな時代が混在していてすごい雰囲気でした。とりあえず暑くてカミさんに文句言われたのもあり、名店「喜ぐち」を拝見できたので満足して西へ引き返しました(ちなみに結局カミさんも一緒ライブ見てくれるということになったのですが、チケットを買うタイミングが違ったのでお互いバラバラの席で見てました)
これは新潟のMAKI。暑い中ヒーコラ歩いた後に飲んだアイスコーヒーは最高に美味でした。お食事も美味しそうだったので、今度は是非ともランチで・・
白山神社でお参り。ハスの花がめっちゃデカくて綺麗でした。
ライブ後は新幹線の時間を勘違いしてて良い時間に乗れなかったので、駅ナカの「方舟」でゆっくり夕飯。写真撮り忘れましたが、おにぎり(鮭)も食べました。思えば初めて新潟に来たのは2015年夏のファミえん。あのとき夜遅くに行った居酒屋でたまたま頼んだおにぎりがやたら旨くて、カミさんと一緒になって一人あたり3~4個ガツガツ食べた記憶があり。さすがにあの頃みたくは食べれないなと1個だけ頼んだんですが、これがべらぼうに美味かった!やっぱり新潟は米が旨い!鮭も脂がのってて旨い!さらに、程よい力加減で握られているのもあって、大きさの割にスッと口の中に入っていき気付けば一気に完食してました。2015年におにぎりを3~4個ガツガツ食べた、あのときの感覚が蘇ってくるのを感じましたね。でもさすがに年も年だし自制して1個にとどめました。汗
また行くぞ新潟!それまでは最低限を守りながら元気に過ごしていきます!