5曲目「Here Comes Your Man」は超有名曲。知ってるだけでもPENPALSがパンクカバーしていたし、the pillowsの「Back seat dog」でこの曲のフレーズが飛び出すオマージュがあったりと、色んな人に愛されている曲だと思います。Pixiesに影響を受けたバンドはとても多く、あのNIRVANAのカート・コバーンも「Smells Like Teen Spirit」を書く時に「Pixiesの曲をパクろうとしているところだ」と公言したほど…Pixiesとはぜんぜん違う音楽に聞こえますが。。
7曲目「Monkey Gone to Heaven」も彼らの代表曲のひとつ。さっきの曲もそうだけど、こういう曲もイケるんかい!という良曲っぷり。
後半は激しい曲おどろおどろしい曲たちのなかに、レゲエっぽいイントロから突然カントリー調になる8曲目「Mr. Grieves」があったり、「お前はプレスリーか」と言いたくなるセクシー低音で聴かせる10曲目「La La Love You」があったり、スライドギターで異様な雰囲気を醸す14曲目「Sliver」があったりと散らかし放題、そのままアルバムは終わります。1stアルバム『Surfer Rosa』のほうがノリの良い曲が多いし聴きやすいですが、癖になるのは『Doolittle』の方かなあと。
Pixiesは今も活動していますが、バンドの主要メンバーでもあったキム・ディールが2013年に脱退。復活以降の作品は個人的にはあまりしっくり来なくて今はほとんど追ってません。メンバー間の不和が広がり始めた3rdアルバム『Bossanova』、4thアルバム『Trompe Le Monde』もあまり聴き込まないまま放置していたので、この機会にまたちょっと聴き直そうと思います。今ならしっくり来るのかな。
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4年前に流行ってたのでつくってみた「私を構成する9枚」、今の気分だとこんな感じですかね、というわけで右上と右中の2枚を変更しました。
(右上)エビ中『金八』→『playlist』、(右中)星野みちる『YOU LOVE ME』→『月がきれいですね』と、いずれも最新作にアップデート。この2組は「今が最高」と自信を持って他の人にも薦められる、自分にとっては類稀なる存在なのだなと改めて感じます。残り7組も自分の音楽に対する価値観が変わるターニングポイントになった存在。特にタンポポはPixies同様、当時凝りかたまっていた自分の固定概念をキレイに打ち砕いてくれました。近いうちにブログに纏めるんじゃないかな、わかんないけど。