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biscuit notes

Spotifyプレイリストとか音楽のもろもろをつらつらと

2018年のMY BEST15+1

ご無沙汰です。今年もやりました。その年リリースされた曲から勝手に15曲(+おまけ1曲)選んで、その年の気分で一枚のCDにまとめる自己満企画。今年もいろいろありましたね。去年から続いているモヤっとした部分をどう払拭すべきか、それに対してまだ何の答えも決断も出来ず、気付けば周りはどんどん変わっていくのに・・てな具合で結局変わらず平々凡々な生活でございます。たまには長文ブログでもと思いつつ相変わらずやる気が出ず…フリーの音楽ソフトとかDLするも何の曲をつくるわけでもなくホコリをかぶり…w 持続しない性格をどうにかしたいものです。



01. うつろいゆく街で / 空気公団

今年のマイベスト、実は12月頭の時点で曲順含め決まっていて、たまたまこの曲も1曲目に決めていました。で、それから数日後、長く続いた3人編成での活動を終了することを知ったのです。今の編成で当たり前のように良い曲をつくり続けていくのだろうと勝手に思っていて、いつかまた久しぶりにライブ行こうと思っていた矢先だったのでショックは大きかったです。なんか去年も同じようなことで後悔してたなあ…。当たり前なんてない。「いつか、ではなく行けるときに行かないと」と、今年も自分を戒めつつ、これまでの空気公団に感謝、そして今後の新しい空気公団に期待してます。

02. Sunriser / COLOUR ME WEDNESDAY

2670records所属の洋楽バンドその1。2014年リリースのデビューアルバム『I Thought It Was Morning』がすごく好きで、この曲が収録された新作『Counting Pennies in the Afterlife』も、メンバーも変わりキャリアも重ねるなかで出来ることの幅を広げつつも、あの頃の良い意味での素朴さもしっかり残っていて、あらためて好きなバンドだなあと実感しているところです。来日公演はお盆の帰省とガッツリ重なって行けなかった・・また行けるチャンスあるかな。。

03. Spiky Seeds / the pillows
(1:55~:Short ver.)
個人的にはthe pillowsのなかではひさびさに「これは新たな代表曲になるんじゃないか」と思えるくらいヒットしました。フリクリへの楽曲提供とあって、さわおさんも気合が違う感じがします。あえてフリクリのサントラのみ収録で、今年出たオルジナルアルバム『Rebroadcast』には収録していないのも、あえてのこだわりですかね。イントロ~Aメロの不穏な感じからのサビで一気に突き抜けていく感じが素敵です。

04. 自由へ道連れ / 私立恵比寿中学
(Live ver. 振付がつく前段階)
椎名林檎カバー曲。カバーって難しくて、下手すると「これただのカラオケじゃね?」という感想しかでないヤツもあるなか、この曲に関しては、エビ中に合う曲をセレクトした勝利もさることながら、アレンジと歌がしっかりしていることで、林檎ファンからもそんなに反感を買ってない(比較的好印象?)、気づけば普通にライブで披露されるほど自分たちのものにしてしまうという理想的な形に。ホントはこの曲じゃなく、「今年はぽーちゃん元年」と言わんばかりの活躍っぷりをみせた小林画伯を讃えて「日記」を選ぼうかと思ったけど、今年一番聴いたしやっぱりこの曲で。

05. Hey You / False Advertising

2670records所属の洋楽バンドその2。このバンドのほかにもBabaganouj、Nectarなど、このレーベルからリリースされるバンドは妙に好きになることが多いのでレーベルのTwitterをフォローしてます。このバンドもTwitterで知ったのですが、ギターなどの音の鋭さ、全体を纏う不穏な感じなど、かなり自分好みでした。本当は本国で2017年リリースらしいですが、日本リリースが今年なのでご容赦…。

06. U.S.A. / DA PUMP

世の中的に今年の音楽として最も認知された曲ではないだろうか…。もともとは通常盤のジャケットがダサいことで注目され、PVが公開されるやまずはハロプロファンを中心にシンパシーが広がり、そこから徐々にお茶の間へも浸透していくという、今思えばまったく信じられない展開でしたね。原曲(ジョー・イエロー)と比べても遜色劣らぬというか、むしろ仕上がってる印象さえあるし、やっぱISSAは歌うまい。どうでもいいけど数か月前にマッサージ店行ったら、待合室でまってるガキが30分近くU.S.A.のBメロ~サビ周辺をひたすら歌い続けていて気が散ったのは良き思い出w でも、裏を返せばそれだけ浸透したってことなので、ただただすごい。

07. ただし、BGM / ニガミ17才

つんく♂さんもビックリの過剰な吐息。ある時代のハロプロを通過した身としては多少は慣れてると思っていたけど、さすがにここまでのは一瞬たじろいだw 「ババアは十八番を踊りながら」のサビの歌詞とか、びっじっびっじっえーーむ、びぃじっびっじっえーーむとひたすら繰り返されるパートとか、キーボードの人の小悪魔感とか、クセになる要素が多彩でどれも強くて人によっては胃もたれしそう。自分は、むしろこれだけクセが凄い方が好きです。

08. ミッドナイト・クローラー / a flood of circle

a flood of circle・・・名前は知ってるけど曲はぜんぜん聞いたことがなく。。という状態がずっと続いていて、今年になってようやく聴いたのですが、思ったより聴きやすくてビビったのが第一印象。とはいえ、音はやっぱりシンプルかつ硬派。最近オシャレ系・踊れる系に偏りすぎてる気がするので、こういう純粋にカッコイイと思えるバンドがもっと注目されてほしい・・と偉そうに言ってますが、今までちゃんと聴いてこなかった自分を戒めます。戒めてばかりですが。

09. アゲンストザペイン / BiS1st

カミさんの影響で自分も嵌まるケースが我が家では大にしてあり、この曲もご多分に漏れずそれ。今年はWACK系で何曲か好きな曲があって、そのなかでも「感情よくたばれ」の歌詞が妙に刺さるこの曲をセレクト。ホントは2ndの方がPVも振りも良いし動画再生数も多いんだけど、1stの歌の馬力と説得力に加えてゴ・ジーラさんの繊細さに惹かれました。年末にライブを見に行くので恐さ半分楽しみ半分。ちなみにグループとしてはGANG PARADEのほうが気になってます。

10. T69 collapse / Aphex Twin

自分が無知なだけなのか分からないけど、ここまで音数多くないのに「あーこれはエイフェックスツインだわ」と思わせる何かがあり、かつPV含めてしっかり気持ち悪い…言い方変えるとハッキリとした違和感を与えてくるのが個人的には凄いなあと…。ここ最近の新作は正直あまりピンと来なかったんですが、今回はパンチも強くてドハマり。気まぐれで新曲出したり、気持ち悪い人形とか売るショップを原宿に出したり、つくづく予測できない人物ですね。

11. 人間を被る / DIR EN GREY
[Restricted]

真面目にちゃんと聴いたの、たぶん今年になってからです。2008年リリースの『UROBOROS』はちょっと聴いたけど、当時はまだドラムの音がぺしゃぺしゃしていて、それがどうにも受け付けず、そっから全然聴いてなかったのです。今年リリースのベスト盤を聴いて「あ、ドラムの音がここ最近で一気に変わった…!」と知り、新作でしっかり殺られた次第です。そして、勝手に内的なもの、絶望ばかり唄っていると思ったら、「誰が正しいとかどうでもいい」とか、絶望的な外側に相対する意思のようなものも描いていたのが驚きでもあり、ぐっと胸ぐら掴まれた気持ちに。

12. 凍狂 / 八十八ヶ所巡礼

去年の年の瀬に突如この動画が投下されたので、去年のマイベストには間に合わず今年に選曲。展開がハチャメチャなのは毎度のことで。ある時期を境に歌メロを意識した曲が増えたと感じていたのが、この曲では特に演奏の狂気に負けないくらい、サビ(?)の旋律と相まった歌の圧を感じずにはいられないです。嗚呼そして、今年もライブ見れなかった…後悔しないうちに行かねば。。

13. Esp feat. GOODMOODGOKU / TAMTAM

メジャーレーベルでCD出してた頃から好きなバンド。メジャー当時はダブを基本としながらも、ギターの轟音だったり電子音の煌びやかさだったり、音の派手さから得られる快感を強く意識していたような気がしているのですが、インディーズに戻ってからは、どちらかというとダイナミックさとは違う方向で心地よい音楽を追及しているように感じます。この曲は淡々とした中に隠れている密かな至福のようなものを感じられる気がして、聴いてて気持ち良いです。

14. pure circle / JYOCHO

PCで音楽流しながらテレビを無音で流していたところ、たまたまこの曲のCMが目に入って何故か「これは何か良さそう」という直感が働き、この動画に辿り着いたのがすべての始まり。気づけば中心人物のだいじろー(Gt.)さんの前身バンドである「宇宙コンビニ」までチェックするほどの嵌り具合に。テクニックのあるバンドは多くなった今、そのテクニックをどう使うかが重要になってくるのかなと感じているのですが、そのだいじろーさんのバカテクギターを見せびらかすわけではなく楽曲を彩る装飾のような音の使い方をしているのが新鮮でした。フルートの音色、その他の音や声も一緒になって、多幸感に満ち溢れた世界観が出来上がってて凄すぎ。今後、どこまで世界を広げてくるのか気になるところです。

15. わたしはわたしのためのわたしでありたい / ヒグチアイ
(期間限定?)

この曲を(おまけを除く)最後に配置するのは、メッセージ性の強すぎる歌詞もあって若干抵抗はあったものの、やっぱり今年一番好きだと思える曲にトリを飾ってもらうことにしました。「なにが不満だって 言えないよわかって 誰のせいでもないんだよ」のくだりとか、だいぶ共感してしまいちょっと泣きそうに。。ヒグチアイさんにしてはかなりJ-POPに寄せてきた印象があるものの、だからこそ得られた力強さに心揺さぶられました。期間限定といいつつ半年近く消されてないのが気になるけど、もっと聴いてほしい。去年も同じようなこと言ったけど、ヒグチアイさんの楽曲はもっといろんな人に聴かれるべき。

(おまけ)
16. In your dream(2018) / EINS:VIER

もともとは「after」という曲で好きになり、学生時代によく聴いていた思い出のバンド。この曲は1990年前半には披露されていた曲で、このバンドの代表曲のひとつ。ただ、良曲が多いものの比較的地味というのが災いしてか、当時のヴィジュアル系ブームの恩恵をあまり受けることなく1999年に解散。その後何回か期間限定で復活はしたものの、今年は(本人いわく)最後の全国ツアーに加えて過去の曲を再録したCDをリリースするというサービスっぷり。再録って、アレンジ変わって違和感出たり、ボーカルが残念になってたり、色々残念な気持ちになることの方が多いけど、この再録はこの曲含め、原曲を大事にしつつ昔よりスキルが増して引き出しが増えたことで更に曲の良さが増している感すらある。ツアーは行くのは躊躇ってしまったものの、ひさしぶりに色々とあの頃を思い出したりして懐かしい気持ちに。そして良い曲は、いつになっても良い曲ですねほんと。



なんだかんだ好きなバンド、好きな音楽が限定されてきていると感じつつ、それでも今年も新しい音楽にいくつかであえて良かったです。何気に公式でPVとかライブ動画とかが(一部であっても)全曲揃ってるの、今年が初めてな気がする。時代ですね。そして半数近くの曲がCDでなくiTunesで購入したというのも時代なのですかね。
2019年こそは、後悔なく日々を送りたいと思います。

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